2011/11/11◆電子申告関連の話

代表幹事の坂井昭彦です。

本題とは関係ない話ですが、急に冷え込んだせいか、疲れがたまっていたのか、はたまた昨日の満員電車でつゆだく…じゃなくて汗だくになって冷えたからか、今朝方から少々体調を崩して寝込んでいます。

今日11/11は、本会神戸支部で、兵庫青税の前々支部長でもある永岡さんが中国関係の租税実務に関する研修会の講師をされることになっておりまして、私も非常に楽しみにしていたのですが、大事をとって休むことにしました。申し訳ありません!orz>永岡さん

親父が研修会に出席するというので、しっかりと話を聞いてきてもらうよう頼んでおきました。m(_ _)m

あと、実は本日11/11は、国税通則法改悪問題に関しTCフォーラム(納税者権利憲章をつくる会)の呼びかけで国会内で緊急集会がありまして、こちらも行かないかとお誘いを受けていたのですが、永岡さんの研修会のこともあったし、もしかしたら11/13に迫った秋季シンポジウム関連で動かなければならないかも知れないし、何よりも、全青会長の市木さんと法対策部長の福島さんが出席されると聞いておりましたので、この場はおまかせしよう、と思って参加を断念しました。

というわけで、本題。

[電子申告関連の話]

国税電子申告のシステム改修)

先日の本会神戸支部の役員会でも話が出ましたが、電子申告関連のシステム変更が間に合わず、e-Taxで送信できない別表類が多々あるそうです。

詳しくは下記をご参照下さい。どれとどれが使えてどれがアカン、とか色分けでもして書いてくれれば良いのに、なんだか非常にわかりにくい表記になっています。

国税庁HP)平成23年6月30日以後に終了する事業年度又は連結事業年度の法人税の申告にe-Taxを利用する場合のご注意

税制改正に関しては、通常は12月の大綱でおおよその方向性が決まり、翌年1月頃には法案の内容がだいぶわかってきて、3月になると細かい政省令も出そろうので、まあそれなりに時間的な余裕がある中でシステムの改変にかかれるのですが、今年のような変則的なスケジュールで税制改正の成立時期がずれたり内容が変わったりしてしまうと、とたんについていけなくなるってのは、まあ「想定外」の事態なのか知れませんが、民間のベンダーならともかく、国策として進めているシステムやプロジェクトの対応としてはやはりお粗末と言わざるを得ません。早期の対応をお願いしたいところです。

地方税電子申告の話)

地方税の方も電子申告システムの改修を考えているようで、「次期eLTAX等の将来構想の策定業務」の委託事業者である株式会社日立製作所が11/9からeLTAXのホームページでアンケートを募集していました。

【参考】
 2011/11/09 eLTAXの利用に関するアンケートにご協力をお願いします

(URL)http://www.eltax.jp/newsarticle.2011-11-09.0000000001/index.html/

私もアンケートに回答しましたが、その際に、特に次の3点について要望しておきました。

1. 365日24時間の機械稼働を!

ヘルプデスクのオペレーターは平日定時で十分ですが、機械の方は電子化IT化するなら年365日24時間稼働させるべきです。利用したいときにいつでも利用できるシステムでなければオンライン化・IT化する意味がありません。電気代が余分にかかるとか、ハッカーの攻撃にあったら人がいないと対応できないとかいった批判はあろうかと思いますが、前者は人件費などに比べれば微々たるものだと思いますし、後者についても大量の電話をさばくオペレーターを張り付けるわけではないので、少人数で済みます。(ないしは専門業者に外部委託できます)

eLTAXのお知らせメールは何故かたいてい土曜日に送られて来ます。あ、何か来ているなと思ってとっさに見に行ってみると、土曜日なのでeLTAXは動いておらず、悶々とした気持ちのまま月曜日まで「待たされる」ことになったりします。これが精神衛生上非常に悪いので、ウチの事務所ではeLTAXシステムは「精神衛生上悪い影響があるもの」と位置づけられています。(ってをい)

2. 未読メールを勝手に消すな!

現在、eLTAXのメールボックスは120日経つと「未読」メールであっても容赦なく、勝手にシステム側で消されてしまう仕様になっています。メールボックスにプレ申告データなどが送られてくる際には別途登録しているメールアドレスにメールでお知らせは来ますが、メールはその都度いちいち確認しているとは限りませんし、メールボックスに届いているのがわかったら「後で必要に応じて見に行けばいい」と思ってついつい忘れることもあったりします。

で、120日経過したあたりで見に行ってみると、見事にその「未読」のメールだけ見事に消されて跡形もなく、「既読」のメールはそれ以前のものも残っているといった奇妙な状態になっています。一般の無料メールサービスでこんな馬鹿なことをやると大変な騒ぎになります。メールボックスの中のデータは配信された時点で「こっちのモノ」です。勝手に消すのは御法度です!(怒)

3. 添付ファイルの容量UPを!

国税e-Taxシステムが添付ファイルを受け付けていないのに比べればeLTAXまだ善処されている方なのですが、しかし、添付できるファイルサイズに制限があるので、ちょっと枚数が多くなるととたんに送信不可となりますので、そのあたり配慮が欲しいところです。

たぶんに個々の利用者のメールボックスの容量などをガチガチに固定化しているので最低限の容量しか受け付けないとか、勝手にメールを削除してしまうといった話が出てくるのでしょうが、そのあたり、クラウドだファジーだというこのご時世ならなんとか柔軟に対応できそうなものです。使っていない人のリソースも臨機応変に使えるようなシステムにしておいて欲しいモノです。

坂井昭彦@とりあえず風邪薬飲んで寝ます。

p.s 今日は2011/11/11と「1]がたくさん並びますね。ぞろ目だとなんだかラッキー!とか思って嬉しくなるのは何故!?(^^;