大阪支部定時総会

みなさんこんにちは!代表幹事の坂井昭彦です。

昨日、平成23年6月25日は支部総会ラストとなる大阪支部の総会でした。挨拶文のリハも終え、準備万端整ったところで家を出たのですが、自宅最寄りのJRの駅についてみると、何と!人身事故の影響で電車が大幅に遅れておりました!(大汗)

西行きはほぼストップしていたものの、幸いにして東行きは動いているとの情報でしたので乗ってしまったのですが、あともう少しで大阪駅、というところで停車して何やら時間調整をしている様子。(がーん!)

平静を装って口笛でも吹きそうな感じで待っていましたが、総会の時刻は刻々と近づいてきておりましたので、実際には「ちょっと待てーい!俺は急いどんねん!こんなとこで停まらんと目と鼻の先に見えているあの大阪駅構内で停まってくれ!それがアカンのやったら歩いて行くからここで降ろしてくれ〜っ!」と、心の中で叫びながら、めっちゃ焦っておりました!

植木さんにはメールで先に「遅れるかも」と連絡はしていたのですが、久しぶりに嫌な汗をかきました。(^^;

ま、結局、その後しばらくして電車が動き、ホンマにギリギリのタイミングで大阪駅に到着、そこから谷町線の東梅田の駅まで結構距離があるところを早足・スキップ・全速力で駆け抜け、なんとか地下鉄にも乗って天満橋へ、汗だくになりながら階段を駆け上り、やっとの思いで1分前に会場入りしました!会場の大阪キャッスルホテル玄関前で間島さん、山岡さんの姿を見かけた時にはちょっと平静を装って挨拶などしてしまいましたが実際には心臓バクバクで、これで死んだらシャレにならん、とか思いつつ、なんとか来賓席にたどり着きました。(^^;

[大阪支部定時総会]

大阪支部の総会に来てまず驚いたのは来賓です。私の他には大阪税経新人会の会長代行として疋田さん、そして近畿税理士会からは何と、宮口会長と浅田専務(次期副会長)が来られていました。聞くところによると、大阪支部の総会にこれまでも慣例として近畿税理士会の会長が来賓出席されているそうです。

ちなみに連盟総会には宮口会長の代わりに宮田専務理事(次期会長)と杉田専務理事にご出席頂きました。その際に健康上の理由もあり欠席されたと伺っておりましたのでお見舞いを申し上げたのですが「大丈夫だ」と力強くおっしゃっておられました。後の来賓挨拶でもかなりざっくばらんにご自分の言葉で持論をしゃべっておられたのが印象的でした。

主義主張の違いなどはもちろんあるのですが、今までは理事会など公式な場での話しぶりしか拝聴できておりませんでしたし、三年ほど前の植木代幹の時の近畿税理士会執行部との懇談会の席では最初のご挨拶以外、一言も会話らしい会話がなかったので、ちょっと印象が変わりました。やはり会話は大事ですね!(わはは)

さて、総会ですが、井上さんが議長で、この日は残念ながら北田さんや菅原さんが欠席されていたと言うこともあり、非常に穏やかな総会になりました。(わはは)

旧執行部への質問としましては植木さんがまず、広報部長代行ってどういうことですか、みたいなチクリと痛い所をつつかれていたほか、新堂さんが若手会員が増えて支部が活性化している現状を喜びつつエールを送る意味で昨年度初めて導入した入会時補助の効果について質問されていました。

あと、吉田さんが税理士制度改善基金について、預り金の運用利息のみを活動資金とする現在の仕組みでは低金利時代の昨今ではほとんど活動原資が得られず意味がなくなっているのではないかといった問題提起をされていました。*1

また、福井さんが新登録者・未入会者向けのチラシ配布についてどの程度の効果があったのか、また、その結果について、どこに原因があったか分析をしていますか、といった質問をされていました。

余談ですが福井さん、久しぶりにお会いしたのですが、なんだかスッキリしたお顔をされていましたのでお尋ねすると、食べて痩せるダイエットをされてだいぶ痩せたとのこと。ガーン!ほんのりぷっくりした体型仲間だと思っていたのに(ってをい)いつの間にか置いてけぼりをくらった感じで少々ショックでした。ううう。私もがんばらねば!

とまーそれはさておき。(をい)

新執行部への質問はまず、中居さんが専門学校とタイアップしての実務家セミナーにつき、どういった経緯で実施することになったのか、どういう内容のモノか、青税の宣伝をして良いのか等、質問されていました。経緯に関しては執行部答弁の中で、前代幹の坂本さんが積極的に動かれていたということを知り、私も代表幹事として、ちゃんとそのあたりにも配慮しないといけないなと思った次第です。

次に、植木さんが全青行事とリンクする韓国への支部旅行について参加人数や会費からの負担の有無などについて質問をされていました。私も便乗させて頂く予定ですが、まだパスポートがとれていないので早めに手続をしなければと思っています。(^^;

さらに、前代幹の坂本さんも近畿税理士会への対応の所で、理事会レポートは誰が作成するのか、青税推薦理事の事前会議にも出て欲しいがどうか、といったことや、27日の近畿税理士会の定期総会に執行部から何名出席されますか?との質問をされていました。また、全青や連盟もここ数年特定の人しか出ていないと思うので全青や連盟に行く人の動員をかける予定はあるか?といった質問もされていました。

そして吉田さんが石原支部長の支部運営方針の中から「青税は税理士会の本流であると思う」と述べられている点につき、その意味を質問されていました。吉田さんはまた、要望として45歳定年制の導入について触れ、45歳以上の会員は会費を払うだけの存在になってしまうのではマズイのでそのへんご配慮頂きたい、という話と、女性会員を増やして支部を活性化して欲しいというお話をされておりました。(^^)*2

てなわけで、予想に反し、拍子抜けするくらい順調に質疑応答が進んだ結果、時間が大幅に余りそうだと言うことで、議長の井上さんが執行部と相談の結果、逆に時間を引き延ばしにかかりました。(わはは)

そこで急遽、この1年以内に入会された会員さんにヒトコト感想など述べてもらうことになりました。(^^;

結構無茶振りですが、青税は経験の場です。人前で話すことも税理士として良い経験になりますのでがんばってくださいね〜と心の中でエールを送りながら、5名の新入会員さんのお話を伺いました。

1. 森岡さん

昨年の新年互礼会で入会され、昨年登録・独立開業されたそうです。青税は税理士とは?とか歴史の話が良く出てくるし筋が通っている会、自分の為になる会だと思うので一生懸命がんばりたい、といった趣旨のお話をされていました。(^^)
森岡さんはお名前こそあまり知らなかったものの、あちこちの行事で既によくお顔は拝見しておりまして、非常に活発に青税活動に参加して頂いているという印象を持っておりましたので、この日、この機会にお名前とお顔が一致したと言うことで私個人的にも喜んでいます。(^^)これからもどうぞよろしくしてやって下さい!

2. 久我さん

年齢は私よりも2歳上、19年間税務署に勤めておられたということで、税務署では部長になるには相当時間がかかるのに、青税では入会後1年も経っていないのにもう部長(経理部長)職がまわってきて昇進が早いのでびっくりしたという話でツカミはしっかり笑いをとっていました。実は久我さんとは税金オンブズンで以前ご一緒させていただき、名刺交換させて頂いたことがあったのですが、こんなに面白い方だとはついぞ知りませんでした。(わはは)8月にはThe寺子屋((大阪支部が実施している主に新入会者向けの勉強会))で講師を務められ、2時間ほどたっぷりしゃべります、とのことでしたので、私もスケジュールを調整して、ぜひ、お邪魔したいと思っております。(^^)

3. 神田さん

当日はカメラ部隊として写真を撮っておられましたが、森岡さんから誘われて研修などに参加し、いろいろとためになったので入会されたとのことです。これからも活動を続けていろんなことを吸収できればと思っています、という旨の御挨拶をされていました。(^^)神田さんとは後の二次会でも少しお話をしましたが、兵庫県支部のイケメン税理士で構成している「イケメン税理士連盟」に加入させたいなと思う、なかなかの好青年です。青税活動にも積極的に取り組んでおられるようで頼もしい限りです。今後ともどうぞよろしくお願い致します!

4. 児玉さん

森岡さんと同じく昨年の新年互礼会で入会されたそうですが、その時のエピソードとして「一番最初に挨拶することになったのですが、何も考えてなくて慌てていたところに『入会しますか?』と聞かれて、思わず『ハイ』と言ってしまいました」という話をされていました。(わはは)そのせいか最初は電話で参加のフォローなどがあってもなかなかなじめなかったとのことです。ただ、色々と考えて、行けるときに行こう、という気になってきた時に、音谷さんから「幹事を一緒にやりませんか?」とのお話があり、これも良い機会かなと思って参加されることにしたそうです。(^^)そしてその活動の中で、たくさんの人がいろいろな活動に従事されていることを目のあたりにし、いろんな事業がいろんな人の活動に支えられていることを実感されたそうです。

青税は活動の場であり、受動的に行事に参加し広報誌などを受け取っているだけでは、青税から得られる本当に大事なものは享受できません。児玉さんはそのとっかかりを、既に見つけられたのではないかと思います。いろいろとしんどいこともあったりしますが、青税では、諸活動を通して、他では決して得られない、いろんな知識経験を得ることが出来ますし、何よりも大事な税理士としての、自らのバックボーンを得ることができます。どうぞこれからもがんばって活動にご参加下さい!(^^)

5. 山田さん

本年1月の新年互礼会で入会されたとのことで、きっかけは専門学校の合格祝賀会に互礼会への案内状が入っていたことだそうです。(^^)今年登録したばかりなのでこれから活動に積極的に参加していきます!といった趣旨のフレッシュで頼もしい御挨拶をいただきました!(^^)私も4年ほど前に青税に入会した当時のフレッシュな気持ちを思い起こしながら拝聴しておりました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。m(_ _)m

さて、長くなりましたがこれでほぼ素全ての議案は終了し、議長の井上さんも無事、大役を終えられました。旧執行部の支部長である音谷さんは新執行部においても総務部長という要職を務められますのでお疲れさまと言うにはまだ早いかと思いましたが、1年間、本当にお疲れ様でした!新執行部の石原支部長も「優しすぎる」といった話もありましたが連盟行事などにもしっかり取り組んで頂いており、真面目で頼りになる支部長だと私は思いますので今後1年間、一緒に頑張って行ければと思っております。よろしくお願い致します。(^^)

[来賓挨拶]

来賓挨拶は宮口会長、疋田さん、私、の順に進んで行きました。

宮口会長は「私はこういう決まり切った挨拶は本来好きじゃないので」と言って、手に持っていた、祝辞が書かれているであろう紙はほとんど読まず、ご自分の言葉でざっくばらんにお話をされていました。東日本大震災の話の中では義援金について近畿の税理士が相当がんばって支援しているといった話もされていましたし、一部オフレコなのでここには書けませんが、税理士法改正の話も色々としていただけました。また、企業財務会計士の一連の動きと税理士会側の対応なども語って頂きました。企業財務会計士に関しては税理士法にからむなら反対、という立場を明確に打ち出し、もしも企業財務会計士の法案を出すのであれば、公認会計士の税理士登録もなくすといった含みのある改正になるところだったようですが、このあたり少し記憶が曖昧で正確にお話の内容を覚えておりませんので話半分に聞いておいて下さい。

あと、少し印象的だったのが「今はゆっくり議論して結論を出す時代ではない」「迅速に正しい結論を出さねばならない時代だ」という趣旨の発言をされていたことです。確かに正しい結論が導けるなら可能な限り迅速に結論を出すべきですが、結論ありきで進んでいる今の番号制度や国税通則法の改正などについてはやはりそれではアカンやろと、私は思います。

最後にひとつ。税理士法1条がらみの話もされていました。色々含みのあるご発言だと思いますのでそのまま字句通りにとって批判等することは避けて頂きたいのですが「税理士法は俺のためにあると思ってます。だから納税者とも課税庁ともケンカができる。対等に話が出来ることが税理士の良さだと思っています」という趣旨の話をされていました。

要は、1条の解釈で常に問題になっている「独立した公正な立場」という部分のとらえかたですが、第一条に「納税者の権利擁護」といった一文を入れると、中立ではなく、納税者側に偏ってしまうから納税者とはケンカできなくなる、それは税理士としてアカンやろ、といったことが言いたいようです。

私はそのあたり、違うと思っています。納税者の権利擁護をする、と書くと、どうしても「自分のクライアントをえこひいきする」というだけの意味であるといった偏った解釈になりがちなのですが、使命論にいう「納税者」には二重の意味があります。納税者の代理人として自分のクライアントである納税者の権利を守ることは「職業」専門家である税理士としては言わば当然の使命であり、職能であり、職責でもあります。しかしその一方で、使命論に言う「納税者」には、税理士資格が国民から負託を受けた国家資格であるが故に、当然に、自分のクライアント以外の納税者、即ち、国民全体をも含むと解釈しなければなりません。なので、納税者の権利擁護という言葉を第一条に入れたからと言って、自分のお客さんだけをえこひいきしろと言っていることにはならないのです。

あと、「租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現」を粛々とはかるのは行政機関、法の執行機関としての課税庁の役目であり、税理士の役目だと言い切ることに私は抵抗を覚えます。一般の国民や納税者にも税理士という職業専門家の使命や職能を正しく伝えられない原因もここにあるような気がしています。

「租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現」、とは、法に従って過不足のない納税を実現することだと言われていますが、その「法」自体に問題がある場合に、課税庁はあくまでも「法の執行機関」であることからこれを解釈することには限界があり、ましてや立法論に踏み込むことは3権分立の建前からも許されないのではないかと思います。

一方、税理士にはその「法」自体を常に自らの独立した立場で、つまりは法の執行機関であり立法には踏み込むことができない課税庁としての立場からは独立して、あるべき姿に沿って解釈し、解釈しきれない場合は、立法にまで踏み込むこともできる機能が付与された存在としてふるまうことが想定されています。税理士法に規定する「建議権」はまさにそのために国民から付与されている特別の権利だと言えます。

なので、そのような存在である税理士の使命が「租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現」などといった言葉の範囲内に収まるとは私には到底思えないのです。むしろ、専門家としての職能を活かし、行政には出来ない、悪法であればこれを変えさせることができるという、法改正をも含んだ部分で、まさに「納税者の権利を護る」ことを使命としていると書く方が実態にも合っているし、納税者にもわかりやすいのではないか、というのが私の考えです。

そのあたり、どうも誤解というか、考え方の違いがあるような気がする今日この頃です。

[懇親会&二次会]

大阪支部の懇親会&二次会、非常に楽しかったのですが、結構酔っぱらっていて、あまり記憶が定かではありません。瀬川さんや山岡さんや櫻井さんとも結構しゃべっていたと思いますが何の話してましたっけ?(ってをい! ^^;)
ま、とにもかくにもホンマに和気藹々と、楽しい時間を過ごさせていただきました!ありがとうございました!(^^)
韓国旅行などでもお世話になりますが、またその節は、よろしくお願い致します。m(_ _)m

坂井昭彦@大阪市武装会は(って何だこの誤変換! ^^;)もとい、大阪支部総会は日程的に最後の支部総会だったので気分的にも余裕があり、メモも詳細にとっていましたので幾分詳細にご報告させていただきました。

p.s しかしこの調子で書いているとブログ書くだけで睡眠時間がなくなるな。(汗)

【本日の名刺】

*1:この問題については京都支部の福島前支部長が実施された税理士制度改善基金制度の改正が参考になるかと思いましたので、総会終了後に京都支部の岡部支部長の承認をいただいて、京都支部の規約改正に関する情報を各支部支部長に配布させていただきました。

*2:ちなみに兵庫県支部では最近、元気の良い、積極的に活動する女性会員が増えており、支部活動を引っ張ってくれています。単に男女の比率の問題ではなく、男であれ女であれ、活動やったるで!という元気なマインドを持った方が入会されると雰囲気ががらっと変わってきますので、そのあたり、いかに新入会者、未入会者のハートをわしづかみにして「こんな活動だったらやってみたい!」と思ってもらうかが勝負だと私個人的には考えております。(^^)