2011/08/25木天蓼

みなさんこんばんは!代表幹事の 坂井昭彦@夏風邪長引き中 です。

どこかに旅行に行っていた兄から土産に木天蓼(マタタビ)の枝をもらいました。

特に使い道がないので猫系の会員を操るのに使えるかなと思ったのですが、周りを見渡してみたところ「ぺんぎん系」の会員しかいませんでした。(爆)

とまー、アホな話はさておき。(わはは)

強制力を持たない任意団体の会務をやっていると、しばしば、人はなかなか自分が思うようには動いてくれないという、当たり前の、厳然たる事実に行き当たります。

部会を開いても研修会を開催してもなかなか人は集まらないし、税理士法改正や税制改正の意見を募集してもなかなか意見が集まらない。

そこで、結局は責任のある役職を引き受けた者が四苦八苦しながら声をかけ、人を集め、自らも当然参加し、さらに四苦八苦しながら声をかけ、意見を集め、自らも当然意見を書く、ということになります。

そして、これらの事実をもって、役を引き受けると大変だ!役を引き受けた人はかわいそう!一部の人間のマンパワーに頼って会務を回していて問題だ!みたいな話になります。

で、そういう話を聞いて、まだ何にも経験していないうちから「役を引き受けてくれと言われたら断ろう」と身構えている方も中にはおられるようです。(^^;

なんだかもったいないな、その考え方。

と私は思います。

実際に、一生懸命、役職をやった人の多くは、実は少し違った風に感じているんじゃないかと私は思っています。

最初はあまり乗り気じゃなかった、あるいは、得意じゃなかった、例えば制度問題などの研修会や会議への参加、意見書やチラシの作成や原稿の執筆、そして人前での挨拶や説明、講師依頼や会場予約なども含めた諸種の交渉ごとや手配といったことについて、一生懸命やっているうちに、いつしか難なくこなしている自分がそこにいることに気づいたり、面倒だったり大変だったりする会務を一緒にやっているうちに、時に愚痴を言い合い、時に励まし合い、時に助け助けられ、時に大酒を飲んで馬鹿騒ぎをする、そんな仲間ができていることに気づいたりして、決して「大変だった」だけで自分に何の得るモノもなかったというような、そんな感想しか持てないような活動はできないと思うのですね。

頭でっかちの食わず嫌い

と私は良く言うのですが、知識だけ先行して十分な経験が伴っていないのに結論を先に出して「こぢんまり」まとまってしまう。

これって非常にもったいないと思うのです。

役職があれば、仕事があれば、自分が求められる機会があれば、自分に向いているとか向いていないとか、能力があるとかないとか、そんなことはさておいて、まずはやってみることを考えて欲しいと私は切に願います。

私は、人生の要所要所において「自分の一番苦手とすることを得意になるまでやってみる」ことにチャレンジしています。

あるときは「人間嫌いで人見知りな性格をなおしたい」と思い、毎週必ず、誰か全然知らない人と会って話をする機会を設けることにチャレンジしていましたし、運動嫌いを克服するために毎週スキーに行っていた時期もありました。精神の弱さもろさを克服するために武道の修練をはじめることにしたなんてこともありますし、毎年コロコロ変わって拙走のない税法なんて大嫌いだと思っていたのを、好きになるまでとことん勉強し、コンメンタールを読みあさっていた時期もありました。簿記論などといった計算だけで脳みそを使わない科目なんて嫌いだ!とアホな誤解をしていたのも、市販の問題集を全て買ってきて、公認会計士の試験問題まで解いたりとか、好きになるまでとことん突き詰めているうちに奥深さに気づいて反省したなんてこともありました。

いくつかは成果が出ましたし、いくつかは挫折したり、なかなか成果が出せていないものもありますが(ダイエットとか ^^;)、苦手だからとか、合わないからとか、勝手に自分の可能性を閉じて、やらないってのは、それももちろん自由なのですが、非常にもったいないなと、そう思えるようになったのが一番の成果かなと思っています。

そんなわけで、青税会員に強制するわけではありませんが、できれば、若手税理士らしく、あまりこぢんまりとまとまってしまわないで、いろんな事にどんどんチャレンジして行っていただければと願う今日この頃です。

会員を動かす力を持ったマタタビがあればそりゃ悪代幹としてはノドから手が出るほど欲しいですが(わはは)、たぶんにそんなものは必要ないと私は信じています。

坂井昭彦@というわけでめでたくマタタビネタに戻ったところで本日の代表幹事は終了致しました。お休みなさい〜!